意外になされていないGoogle Analyticsの基本設定【第2回-4】

前回の投稿は前書きとして前提条件を整理した。

第二回は、Google Analytics 基本設定とは何か。

定義付けに関して投稿する。

広義と狭義の違いは前回投稿【第1回】にて説明した。

今回は更に深掘りして8回に分けて【基本設定】定義付けをする。

今回は、「【第2-4】:What(何を):適したデータ(目標、ターゲット)」について定義付けをする。

  • 【第2-1】:定義付けの説明
  • 【第2-2】:Who(誰が):チーム(全員、担当個人)
  • 【第2-3】:Why(なぜ):実行した戦略・戦術の検証と合意形成を得る為
  • 【第2-4】:What(何を):適したデータ(目標、ターゲット)
  • 【第2-5】:When(いつ):適したタイミング(年月日・曜日・時間)
  • 【第2-6】:Where(どこで):適したツール(適したデータを取得できるツール)
  • 【第2-7】:How(どのように):適した形式(ローデータ、加工データ)
  • 【第2-8】:まとめ

定義付けする理由は、ご覧いただける方のバックグランドは様々である以上、一人一人捉え方も異なる為、出来る限り意図している伝えたいことを伝わりやすくする為である。

長くなってしまうが、前提条件を一読いただき、理解いただいた上で今後の投稿をご覧いただきたい。

出来る限り小難しい専門用語は避けているが、モレがある場合は、良きご理解をいただけると幸いである。

限られたリソースの中、本投稿をご覧いただく方には有意義であって欲しい為、以下の方を対象とした内容とする。

前提条件

  • 中小企業のWEBサイトに携わる方
  • Google Analytics 導入済み

対象者

  • 活かし方がわからない方
  • 今の状況が不安な方

まずは前回までの振返りとする。

【第2-1】は、「Google Analyticsの基本設定」を定義付けした。

「チーム(意思決定者含む)で実行した戦略・戦術の検証及び合意形成を得る為に適したデータを、適したツールで、適したタイミングに、適した形式で取得できる環境が整備されている」こと。

【第2-2】は、「Who(誰が):チーム(全員、担当個人)」を定義付けした。

「登場人物と登場人物の目標、役割、評価軸をふまえ、登場人物も評価される何かが明確になっている」状態であること。

前回の【第2-3】では、「Why(なぜ):実行した戦略・戦術の検証と合意形成を得る為」について定義付けをした。

・「目的・目標・方向付け(戦略)をふまえた上で、実行した手段・手法・オペレーション(戦術)の検証できる状態、What(何を):適したデータ(目標、ターゲット)、When(いつ):適したタイミング(年月日・曜日・時間)、How(どのように):適した形式(ローデータ、加工データ)、そしてWho(誰が):チーム(全員、担当個人)まで落とし込まれている状態」である。

それでは今回は、【第2-4】:What(何を):適したデータ(目標、ターゲット)を定義付けする。

●What(何を):適したデータ

Why(なぜ)」を定義することで、「What(何を):適したデータとは何か」を導き出すことができる。

数年前に、東大、一橋、早慶などの大学4年生に対し、WEBサイトから紐解く吉野家とすき家の戦略と戦術の違いというお題の話をしたことがある。

当時、吉野家は差別化戦略、すき家はコストリーダーシップ戦略を選択していた。

WEBサイトでは、吉野家は定食を訴求しており、すき家は各商品の価格を訴求していた。

上記を前提とすれば、吉野家の適したデータとは、定食の詳細ページの滞在時間を定食への熱と仮定し、滞在時間が長いことを熱意が高い=食してくれるであろうと仮説できる為、適したデータの1つと出来る。

またすき家の適したデータは、お手頃感がわかることが大切な為、パッと閲覧した際にすぐにわかることを理解したと仮定すれば、商品一覧ページの滞在時間が短いことを適したデータの1つと出来る。

上記は「Why(なぜ)」の戦略を軸に「What(何を)」を仮説で導き出した。

1つ練習と思って考えて欲しい。

私自身、とあるイベントである方に「紀文のWEBサイトのKPIって難しいね?」と余談話をされたことがある。

お正月のお節でご存知の方も多いはずである紀文のWEBサイトでの適したデータ=KPI(後ほど説明する)とは何か。

話を聞いたところ、年間の売上のほぼほぼが年末年始のようだ(実際のところ調べてはいない為わからないが、仮で考えて欲しい)。

私自身も年末年始にはスーパーで見かけていた。

だが、WEBサイトを閲覧することはなかった。

また、当時適したを何にするのかを決める上で気になったのは、年末年始で年間売上のほぼほぼを占めている点だ。

皆さんなら、紀文のWEBサイト(通販サイトを除く、コーポレートサイトの場合)の適したデータの適したを何にするのか、とても興味がある。

紀文サイト

http://www.kibun.co.jp/

先程、KPIと専門用語を使っているが、KPIとは以下になる。

KPI(重要業績評価指標。英:Key Performance Indicators)とは、組織の目標達成の度合いを定義する補助となる計量基準群である。KPI は、リーダーシップ育成、雇用、サービス、顧客満足といった定量的計測が難しいものを定量化する場合に使われることが多い。Wikipedia参照

KPIを理解する為に、合わせてもう2つの指標を紹介する。

KGI(重要目標達成指標。英:Key Goal Indicators)とは、目標(ゴール)に対する達成度合いを定量的に表すものである。KPI(重要業績評価指標)は、目標達成プロセスの実施状況を計測するために実行の度合い(パフォーマンス)を定量的に示す。KGI達成に向かってプロセスが適切に実施されているかどうかを中間的に計測するのが、KPIだと言える。SMMLab 参照(https://smmlab.jp/?p=10311

KSF(重要成功要因。英:Key Success Factor)とは、事業を成功させるための必要条件。経営戦略を策定するうえでは、外部環境分析から事業におけるKSFを明確にし、内部環境分析から自社がKSFをいかに実現していくかという具体的な戦略立案につなげていく。グロービス・マネジメント・スクール 参照(http://gms.globis.co.jp/dic/00191.php

目標をKGI、目標を達成する手段をKSF、そして目標達成プロセスが実施されているかを計測していく指標をKPIとなる。

この点はとても重要な為、理解して欲しい。

あくまでも例えだが、富士山へ登るのに、最短をKGIとした場合、KSFは渋滞などのリスクをふまえ、最も最短で目指せる車での移動とし、中央よりも東名高速を選択、そしてその移動の際に最短で行く為に、KPIを平均時速120kmとする。

このように言い換えると、KGIKSFKPIを理解してもらえるかと思われる。

Why(なぜ)」を定義することで、「What(何を):適したデータとは何か」を導き出すことができる。

Why(なぜ)」を上記のKGIKSFKPIへ落とし込むことで、自ずと「What(何を):適したデータとは何か」が明確になる。

What(何を):適したデータとは何か」を定義付けすると、「KGIKSFKPIが明確になっており、それらが検証可能であること」と言える。

次回は、「【第2-5】:When(いつ):適したタイミング(年月日・曜日・時間)」である。