意外になされていないGoogle Analyticsの基本設定【番外編2】

前回、番外編としてKGIKSFKPIの策定方法を投稿した。

投稿した理由は、PDCAサイクルをうまく回すにはP(計画)の粒度が重要だからだ。

今回は、前回の番外編で少しだけ紹介したPMBOKについて投稿する。

理由は、P(計画)の粒度に影響を与えるのは「人」であり、特にプロジェクトマネージャーの「力」に大きく左右される。

そのリスクの回避策として、PMBOKが有効であると捉えている為である。

十数年に渡り広告業界に腰をすえていたが、PMBOKの存在を正直知らなかった。

WEB業界へ転身し、初めてPMBOKの存在を知った。

広告含め、マスコミ業界では今でも徹夜はなくならない。

徹夜を全て悪とは言わないが、やらなくてよければやりたくもない。

PMBOKが定義するプロジェクトでは、徹夜はプロジェクトの失敗を意味する。

そして、世の中の数多くのプロジェクトは8割程度が失敗と言われている。

PMBOKでの成功か失敗かの定義は、「計画通り」か否かである。

それほどプロジェクトは「計画通り」にはいかないことが言える。

では、PMBOKが必要な人とは誰のことを言うのか。

それは、プロジェクトリーダーである。

言い換えれば、IT業界ではプロジェクトマネージャー。

WEB業界ではディレクター。

広告業界ではアカウントマネージャーやディレクター。

出版業界ではエディター。

テレビ業界ではプロデューサー、ディレクター。

これらの方々は、PMBOKを知っていて損はないと思う。

決して徹夜を嫌っているわけではない。

自身も以前は平日は会社に泊まり、自宅には週末寝に帰るという生活を続けていた。

振り返ると、その要因はやはり計画の粒度の粗さであったと言える。

だからこそPMBOKを学んで欲しいと思い、番外編として投稿する。

ご覧いただける方のバックグランドは様々である以上、一人一人捉え方も異なる為、出来る限り意図している伝えたいことを伝わりやすくする為、毎回前提条件をお伝えする。

長くなってしまうが、前提条件を一読いただき、理解いただいた上で今後の投稿をご覧いただきたい。

出来る限り小難しい専門用語は避けているが、モレがある場合は、良きご理解をいただけると幸いである。

限られたリソースの中、本投稿をご覧いただく方には有意義であって欲しい為、以下の方を対象とした内容とする。

前提条件

  • 中小企業のWEBサイトに携わる方
  • Google Analytics 導入済み

対象者

  • 活かし方がわからない方
  • 今の状況が不安な方

早速はじめるとするが、ゴールはPMBOKが何かを理解することとする。

現場での活用方法は、「意外となされていない Google Analyticsの基本設定」の事例の回で紹介する。

まず「プロジェクト」の概念を理解して欲しい。

PMBOKの指すプロジェクトとは、「所産を創造するために実施する有期性のある業務」とされている。

会社での日常の通常業務や継続的な業務あるいは改善活動などは、開始と終了が定義されていないため、PMBOKでは「プロジェクト」とは呼ばない。

よって、特定の期限までに家を建てる、製品を開発する、システムを構築するなどは、開始と終了が定義されることより、「プロジェクト」になる。

上記をふまえると、誰しも「プロジェクト」に携わった経験があるかと思われる。

忘年会の幹事も「プロジェクト」と言える。

次にPMBOKの概念を理解して欲しい。

PMBOKProject Management Body of Knowledge)とは、「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド」のことである。

PMBOKガイドは、プロジェクトマネジメント協会 PMI) が発行している。

https://www.pmi-japan.org/

PMBOKガイドは、最初、1987年に米国PM学会によってホワイトペーパーとして出版され、広く適用できるプロジェクトマネジメントの情報や実践方法の文書化と標準化が当初の目的であった。

PMBOKガイドは、国際的に標準とされているプロジェクトマネジメントの知識体系(ガイド、手法、メソドロジー、ベストプラクティス)であり、建設、製造、ソフトウェア開発などを含む幅広いプロジェクトに適用できるプロジェクトマネジメントの基盤である。

PMBOKガイドは、プロセスベースの体系であり、多数のプロセス(手順、処理)を実施することで目的を実現する。

このアプローチは、ISO 9000CMMIISO 21500 など他のマネジメント標準とも同じであり一貫している。

先程の忘年会に言い換えると、海外で忘年会と同類の文化があるかは分かりかねるが、毎年全国で忘年会の幹事が成功、失敗してきたノウハウを体系化したモノである。

幹事であれば、使わない手はない。

だからこそ、PMBOKを学び、活用して欲しい。

ではPMBOKがどう体系化されているかを紹介する。

PMBOKガイドは、プロセスを47つに分けている。

そして、基本的な5つの基本事項と10つの知識エリアに分類している。

●5つのプロセス群

  • 立上げプロセス群 (Initiating Process Group)
  • 計画プロセス群 (Planning Process Group)
  • 実行プロセス群 (Executing Process Group)
  • 監視・コントロールプロセス群 (Monitoring & Controlling Process Group)
  • 終結プロセス群 (Closing Process Group)

 

●10つの知識エリア

  • プロジェクト統合マネジメント
  • プロジェクト・スコープ・マネジメント
  • プロジェクト・タイム・マネジメント
  • プロジェクト・コスト・マネジメント
  • プロジェクト品質マネジメント
  • プロジェクト人的資源マネジメント
  • プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
  • プロジェクト・リスクマネジメント
  • プロジェクト調達マネジメント
  • プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント

 

・参照元:thinkit.co.jp(https://thinkit.co.jp/free/project/1/2/pmbok.html

これでPMBOKの全体像が見えたかと思われる。

全体像が可視化されたことで、プロジェクトの理解度が上がり、管理しやすいかと思われる。

実際、現場では上記の図を活用して、P(計画)にモレ、ダブりがないかなどをチェックなどし、P(計画)の粒度を細かくすると良い。

もちろん、現場ではそれぞれのプロセス、知識エリアで質が問われる。

本投稿では省略するが、それぞれにまた知識が体系化されているので活用すると良い。

  • ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー 実務標準(WBS
  • プロジェクトマネジャー・コンピテンシー開発体系 (PMCDF
  • プロジェクト・リスクマネジメント実務標準
  • プロジェクト・コンフィギュレーション・マネジメント実務標準
  • プロジェクト見積り実務標準
  • スケジューリング実務標準
  • アーンド・バリュー・マネジメント実務標準(EVM

専門用語もあるが、上記は改めて事例の際に説明するので、ここでは省略する。

PMBOKは、プロジェクト管理における知識ノウハウをまとめた国際標準である。

プロジェクト管理を体系的に理解するのに適している。

PMBOKを活用しない手はない。

但し、あくまでもガイドであり、そのまま鵜呑みにしてプロジェクト管理に導入すると痛い目に合うこともある。

現場で活用し、昇華させ、自身のモノにして欲し、是非プロジェクトを成功させて欲しい。

PMBOKは以下サイトで詳細に紹介されている。

是非、掘り下げて欲しい。

番外編としては前回で終わりとつづったが、PMBOKで終わりとする。

現場での活用方法は、「意外となされていないGoolge Analyticsの基本設定」の事例編で投稿する。